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概要|
キャラクター|
単行本|
概要
「月刊コミックRUSH」に2004年4月号(2004.2.26発売)に読み切りが掲載、2004年9月号(2004.7.26発売)から連載開始され、2006年4月号(2006.2.25発売)にて完結した。
コミックスは全3巻で、「ジャイブ」(JIVE)から発売されている。
話の内容は、ある人にだまされて狼の姿にされてしまった自称人間・ラーゲルト(愛称ラグ)と、ポルマールという街で出会った少女・ククルゥとの旅を描くファンタジー。
読み切りから5年後という設定のため、連載本編ではククルゥも大きくなっている。
ラーゲルトは、元の姿に戻るために、ククルゥは行方不明の父親を捜すために旅を続ける二人。
また、ラーゲルトは短剣を、ククルゥは棒状の武器(護身用と思われる)を装備しており、時々アクションも展開される。
シリアスな場面や、思わず笑ってしまう場面も多々あり、そして感動の結末に心が温かくなったりと、喜怒哀楽全て味わえる物語である。
なお、タイトルの「流狼」の「ロウ」が、「オオカミ」となっている点にも注目していただきたい。
キャラクター紹介
【メインキャラクター】
ラーゲルト
本作の主人公。愛称「ラグ」。
昔、ある人に騙され、オオカミの姿にされてしまった人間。
その姿となってしまった自分に唯一心を許してくれた女性・リリィの遺言を信じ、外の世界に飛び出す。
ポルマールという街でナンパ(リリィの生まれ変わりを探)している最中、マールという聖獣が街を襲い、その時一人の少女を救う。
それが後の同行者・ククルゥとの出会いである。
ククルゥの父親探し、そして元の姿に戻るために旅に出ている。
ククルゥ・イゼット
ラーゲルトと一緒に旅をしている少女。
5年前、ポルマールの街で聖獣に踏まれそうになっていたところをラーゲルトに救われる。
母親を亡くし、父親が行方不明、ということで、父親探しをするためにラーゲルトの旅に同行。
どこかやんちゃで可愛らしい。
また、間違ってラーゲルトのことを「ラグ」と呼んでから彼女は、ニックネームとしてそう呼んでいる。
【その他】
リリィ・ビィルマン
ラグを救った女性。故人。彼女の遺言に従いラグは旅をする。
パッセ・イゼット
ククルゥの父親。行方不明。
フィンタ・イゼット
ククルゥの母親。すでに故人となっている。
マール
マール湖に住むポルマールの聖獣。湖の水を綺麗にする。
ニィニ
ポルマールの商工業ニィニ商会の会長。マールの子を悪用した。
ウエキ
新緑の町・アンズベイで働く男性。前向きである。
ジャン、ボルム、コータント
アンズベイの森で行方不明の3人。
アンズベイ
アンズベイの大地の聖獣。
フィウ
エーデリングに住む少年。両親の離婚のことで揺れる。
サナス
ポルマールにあるプラノ教会の神父。幼少時ククルゥが世話に。
ニィニ夫人
ニィニ会長の奥さん。ラグ曰くグラマー。
ジアンナ・ブロンケット
フィンタの友達。シュピナスに住む。明るい女性。
ハーツ
ククルゥをナンパした男。陽気だが謎が多いところもある。
パッセ教授
ダングルの街でその地方の研究をしている男性。
ミスズ
パッセ教授の助手。パッセ教授に淡い想いを抱く女性。
ユィニィ
ククルゥを救った女の子。家族でダングルの祭りに参加。
ベント
ユィニィの父親。馬車を持っている。
ベル/マーリ
ユィニィの母親と妹。
ダングウェル
ダングル山にある幻の花。
チャンガ
ダングウェルの守護獣。三つ目。
アルゼ
ハーツの相棒。顔を隠しており性別さえ不明。
イーザ
人形の館の主。人形作りの職人。
シエル
見た目は鳥っぽいが、人間のような手足がある人物。
カナルキー
クーベの大地の聖獣。「真紅の聖獣」と呼ばれることも。
トイヤフォウ
トリッツの大地の聖獣。
ペンティスカ
アガンの大地の聖獣。
アイギルス
アガンに伝わる物語の主人公。アガンの王子。
【モブキャラクター】
リナ、ミーナ…Colors(1巻:28ページ右下)
キリカ、マトイ…Colors(1巻:29ページ右上)
キャリー・マックウェルン…ソーサリアン(1巻:29ページ右上)
キリカ、ユータ、セイジ…Colors(2巻:140ページ中)
ソーサリアンメンバー…ソーサリアン(2巻:140ページ中)
単行本紹介
(05.01.07発売 590円+税)
【表紙】ラーゲルト、ククルゥ(+マール親子)
【挿絵】ラーゲルト、ククルゥ(旅に出始めの頃)
【裏表紙】ククルゥ(小さい時)
★狼姿の青年・ラーゲルトと少女ククルゥはポルマールで起こった事件がきっかけで二人は出会う。
あれから5年後。
ラーゲルトは人間の姿に戻るため、ククルゥは行方不明の父親を捜すため二人は一緒に旅を続けていた。
話数 | タイトル | 掲載号(発売日) | 頁数 |
プロローグ | 流狼の旅[読み切り] | 04.04月号(04/02/26) | 40 |
第1話 | アンズベイの森の声(前編) | 04.09月号(04/07/26) | 32 |
第2話 | アンズベイの森の声(後編) | 04.10月号(04/08/26) | 30 |
第3話 | マイ・スイートホーム | 04.11月号(04/09/25) | 28 |
第4話 | 星に願いを | 04.12月号(04/10/26) | 30 |
第5話 | 帰るところ | 05.01月号(04/11/26) | 30 |
(05.09.07発売 590円+税)
【表紙】ラーゲルト、ククルゥ(+ベント一家)
【挿絵】ラーゲルト、ククルゥ(お嬢様風衣装)
【裏表紙】ククルゥ
★ポルマールで、ついに父親の手掛かりを見つけたククルゥ。
それは母親宛に書かれた母親の友人からの手紙だった。
そこに書かれたリターンアドレスを頼りに、ラーゲルトとククルゥはポルマールを旅立つ。
そして、ついに記憶にはないが実の父親との再会。
しかし言いかえるとそれは、「ラーゲルトとの旅の終わり」をも意味していた。
話数 | タイトル | 掲載号(発売日) | 頁数 |
第6話 | 手紙がもたらすもの | 05.02月号(04/12/25) | 32 |
第7話 | 霧の中の幻の花 | 05.03月号(05/01/26) | 32 |
第8話 | 迷い人 | 05.04月号(05/02/26) | 32 |
第9話 | パッセ教授 | 05.05月号(05/03/26) | 32 |
第10話 | 真実の選択 | 05.06月号(05/04/26) | 32 |
第11話 | ククルゥの旅 | 05.07月号(05/05/26) | 30 |
(06.04.07発売 590円+税)
【表紙】ラーゲルト、ククルゥ(+ハーツとアルゼ)
【挿絵】ラーゲルト、ククルゥ
【裏表紙】ラーゲルト
★ククルゥの旅も辛い真実を突きつけられたものの、一段落する。
そんなククルゥはラーゲルトについて行くことを決意し、ようやくラーゲルトが人間に戻るための術を探す旅が始まる。
その途中、ラーゲルトのように、顔が鳥である人物に遭遇。彼は果たして敵か味方か!?
絡み合った糸がほどけていくように謎が解き明かされていく。
そして、ラーゲルトとククルゥの旅の結末は……!
話数 | タイトル | 掲載号(発売日) | 頁数 |
第12話 | ルーツ | 05.09月号(05/07/26) | 18 |
第13話 | 鳥の人 | 05.10月号(05/08/26) | 18 |
第14話 | 人形の館 | 05.11月号(05/09/26) | 28 |
第15話 | 聖なる獣 | 05.12月号(05/10/26) | 28 |
第16話 | 彼の内に | 06.01月号(05/11/26) | 26 |
第17話 | 決心 | 06.02月号(05/12/26) | 26 |
第18話 | 告白 | 06.03月号(06/01/26) | 28 |
最終話 | ラーゲルトの旅 | 06.04月号(06/02/25) | 34 |